脈診でいう脈とは、心臓の拍動ではありません。
つまり心拍を診ているのではありません。
「気の流れ」の状態を診ているのです。
私たちは主に12本の「気の流れ」で生かされています。
その流れの様子を診るのが、脈診です。
患者の左右両手首、12か所に自分の指先を当てて診ます。
12本の「気の流れ」の状態を診て、氾濫している流れ、枯れそうな流れ、などを判断して治療していきます。
氾濫している流れは、気を減らしていきます。
枯れそうな流れは、気を増やしていきます。
脈を診て、「気の流れ」の状態を確認しながら気を操作していくのです。
それが病気の治療となります。