私たちは数十兆という細胞からできています。
細胞が様々なな器官を形成しそれぞれが働いて
私たちの生命活動を営んでくれています。
生命活動とは
私たちが何も意識しないで行われていることです。
それは細胞一つ一つの活動です。
働いたり、食べたり飲んだり、泣いたり、怒ったり、
あなたが自分の活動だと思っているそういう活動ではありません。
あなたが自分だと思っている活動は
細胞や内臓の生命活動の結果
醸し出されている二次的なものなのです。
一つ一つの細胞は24時間休まずに働き、
内臓も休まず働いています。
それが生命活動です。
この無数の細胞の内外を満たしている体液があります。
これを津液(しんえき)と呼んでいます。
津液は形を変えながら全身に満ちています。
肺ではミスト状に、咽では粘液状に、胃では強酸性に、
肌では汗や蒸気に、
血液も津液に血液成分が入ったものだし、
消化液も同じです。
私たちを形成している数十兆の細胞は
津液の海に漂った状態です。
よって内臓も内外が津液で満ちているので
津液の海に包まれた状態です。
津液は常に一定の波を持って動いています。
その波が細胞の生命活動の原動力になっていると同時に
数十兆の細胞を1つにまとめています。
数十兆の細胞を一体にまとめて
1つの生命体にしているのです。
だから私たちは数え切れない細胞で成り立ちながら、
さらに多くの器官の働きを統合して、
自分という1つの生命を生きていられるのです。
この一定の波を起こしているのが気の流れです。
というよりも
気の流れがあるから
生まれたのです。
そして必要なものが必要な部位へ運ばれます。
これが生命活動の原動力になっているのです。
生きている仕組みです。