メールありがとうございます。
私自身がアトピーで苦しんで治療法を探し続けてやっとこの鍼治療に出会いました。
98年7月のことでした。
あの7月の暑い日、最初に治療を受けた後
私は「この治療しかない!」と思い、
すぐに先生に弟子入りしてこの鍼治療の勉強を始めたのでした。
私にはアトピーだけでなく
全身の関節変形、無排便、無月経、喘息、不眠、その他の病気がありました。
98年に初めて治療を受けてから今年で27年になります。
その間に私は自分も鍼灸師になり治療院を開院しました。
10年ほど前に先生が亡くなられてからは自分で自分を治療していますが
今ではアトピーだけでなくすべての病気を克服することができました。
Iさんに皮膚病のほかに何か病気があるのかどうか、
届いたメールだけでは分かりませんが
皮膚病は皮膚が悪いからおきているのではありません。
皮膚病の原因は皮膚にはありません。
だからもし皮膚を移植したとしても治りません。
もともと皮膚が悪いわけではないからです。
では皮膚病の原因は何かというと、
大元は大腸にあります。
ひとの表皮は肺と大腸の熱気で守られています。
大腸は消化器官の最後の部位で最も高い熱を発するところです。
米やイモなどを発酵して酒を造る時、最終段階で高い発酵熱が生じます。
これと同じように消化の最終段階の大腸では
全身のなかで最も高い熱が生じるのです。
その熱が直腸から肛門を通じて腰から下を包んで守ってくれているのです。
そして一方肺は体幹の最上部にあって
心臓を包んでいます。
心臓は一時も休まず死ぬまで動き続けているので
高い熱を発しています。運動熱です。
これを包んでいる肺は外気を常に取り込んで
心臓の熱を冷ましています。
心臓の空冷装置というわけです。
肺の清く冷たい熱気は胸から上を包んで
上半身を守っています。
頭の脳はいわゆるコンピューターで熱に弱いですから
首という関所を作りつつ
(首は狭く、体幹の熱が頭にいくのを防いでいます)
さらに肺の冷たい気も脳を守っているのです。
大腸は強くて高い熱気、
肺は清くてつめたい熱気、
これらが全身の表皮を守っています。
何かの理由で大腸の熱気が氾濫したりすると
その悪い余分な熱気が肌にでて起こすのが
皮膚病です。
潰瘍、イボ、皮膚がん、アトピー、黒子、シミ、その他
皮膚の問題の基本には必ず大腸の熱気があります。
先ずは大腸を診ることです。
アトピーは必ず完治します。
それは私の経験から自信を持って言えることです。
Iさん、勇気をもって完治に挑んでください。