さくらガーデン鍼法院ではこれまで喉のトラブルを抱える患者様の多くを鍼治療で改善してきましたが、なぜ鍼治療?とお思いになられるかもしれません。私たちが伝承した医学は今からおよそ3500年前に著された「素問・霊枢」という医書に基づくもので、ここでは人を自然現象の一つとして捉えています。そして私たちの心身は全体として一つであるという考えのもとに治療体系が作られています。太古の賢人は私たちの心身が主に12本の気の流れによって形成・維持されていることを発見しているのです。私たちを悩ませる様々な症状が気の流れの異常が原因である事を突き止め、気を操作することで症状を治す方法を解明しています。喉のトラブルも例外ではありません。喉は主に足陽明という気の流れが形成・維持しています。この気の流れの異常が喉に症状を引き起こします。具体的には気の流れが氾濫しているのです。治すには氾濫した気を減らさなければなりません。気の流れにはツボという気の出入り口があります。ツボにはそれぞれ個性があります。気を減らすツボ、気を増やすツボ、などです。喉を治すには足陽明の気をツボを使って減らします。つまり足陽明の流れにある気を減らすツボに鍼を刺入して気を操作して減らしていくのです。すると気は元のゆったりした流れに戻り私たちの心身もゆったりしてきます。喉の違和感は自然と消えていきます。