私たちは12本の気の流れでできています。
気の流れで体が作られ心が生まれるのです。
この流れに変動がおきると、
これに伴なって体と心が変化していきます。
だからこの流れに変動があると様々に変化するのです。
足陽明という流れは写真の黄色い線です。
顔から喉、胸、腹、鼠径部、膝、足の人差し指、
という流れです。
この流れに変動がおきると流れている部位に変化が生じます。
変動にはいろいろありますが、
他の気の流れとの関連がありますが、
氾濫の影響が喉におこった症状の1つが甲状腺機能亢進です。
治療は気を減らしていくことです。
他の気の流れとの関連を診ながら減らしていきます。
氾濫した気が減ってもとの流れにもどると色々な症状が落ち着いてきます。
突出した眼球がもとにもどったり、
倦怠感がなくなったり、
色々ですが、
心がとても落ち着いて楽になることも大きな効果です。
これが正常になるので、体と心がともに楽になるのです。
これは今から3000年前にできた「素問霊枢」という医学です。
Q
Q
A
ご相談メールありがとうございます。
指の痛みと変形ですね。
中指というお話しですね。
手の中指には手厥陰(てけついん)という気の流れが通っています。
おそらくこの流れが氾濫しているのだと思われます。
気の流れは主に12本ありますから手厥陰だけの問題ではないかと思いますが
この症状の主な原因は厥陰のトラブルだと思います。
実際に12本の気の状態を診なければ断定できませんが、
手厥陰を調えながら他の流れの様子を診て行けば解消するでしょう。
手厥陰の流れは下図のようになっています。
参考になさってください。
この流れを見ると
手のひら~肘~腋窩を通っていますから
手のひらの熱感・違和感・多汗
肘の痛み・変形
腋窩の多汗
赤ら顔
胸の違和感・痛み・動悸
等の症状も起きる可能性があります。
Q
A
メールありがとうございます。
ツボとは気の流れにある気の出入り口で、様々な特徴を持っています。
気を減らすツボ、増やすツボ、熱を取るツボ、痛みを取るツボ、色々です。
そして気を操作できるツボは、両ひじ・両ひざより先端にしかありません。
だから私の治療は座位で、両ひじ・両ひざを出して行います。
なぜ両ひじ・両ひざより体幹寄りには気を操作できるツボがないかといいますと、
両ひじ・両ひざより体幹近くになると
気の流れが互いに交じり合って特定の流れを操作しにくくなるからです。
お便りの中に「血行が悪い」と書かれていますが
血は気の流れに乗って動きますから
実際のところは「気の流れが悪い」ということかもしれませんね。
すべての体液は血液も含めて気の流れに乗って動きます。
悲しくなれば涙が出るし
美味しそうなものを診れば涎が出ます。
気の動きが起こしているのです。
私たちの生きるしくみは気の流れにあります。
心も体も気の流れがつくっています。
だからこの流れを調えることは心と体の健康に絶対必要なことなのです。
色々な症状を改善していくのにこれが一番早くて確実な方法ではないかと信じています。
気の流れが綺麗になれば貴方のお悩みの冷えや肩こりは自然に解消されると思います。
Q
A
メールありがとうございます。
私自身がアトピーで苦しんで治療法を探し続けてやっとこの鍼治療に出会いました。
98年7月のことでした。
あの7月の暑い日、最初に治療を受けた後
私は「この治療しかない!」と思い、
すぐに先生に弟子入りしてこの鍼治療の勉強を始めたのでした。
私にはアトピーだけでなく
全身の関節変形、無排便、無月経、喘息、不眠、その他の病気がありました。
98年に初めて治療を受けてから今年で27年になります。
その間に私は自分も鍼灸師になり治療院を開院しました。
10年ほど前に先生が亡くなられてからは自分で自分を治療していますが
今ではアトピーだけでなくすべての病気を克服することができました。
届いたメールだけでは分かりませんが
皮膚病は皮膚が悪いからおきているのではありません。
皮膚病の原因は皮膚にはありません。
だからもし皮膚を移植したとしても治りません。
もともと皮膚が悪いわけではないからです。
では皮膚病の原因は何かというと、
大元は大腸にあります。
ひとの表皮は肺と大腸の熱気で守られています。
大腸は消化器官の最後の部位で最も高い熱を発するところです。
米やイモなどを発酵して酒を造る時、最終段階で高い発酵熱が生じます。
これと同じように消化の最終段階の大腸では
全身のなかで最も高い熱が生じるのです。
その熱が直腸から肛門を通じて腰から下を包んで守ってくれているのです。
そして一方肺は体幹の最上部にあって
心臓を包んでいます。
心臓は一時も休まず死ぬまで動き続けているので
高い熱を発しています。運動熱です。
これを包んでいる肺は外気を常に取り込んで
心臓の熱を冷ましています。
心臓の空冷装置というわけです。
肺の清く冷たい熱気は胸から上を包んで
上半身を守っています。
頭の脳はいわゆるコンピューターで熱に弱いですから
首という関所を作りつつ
(首は狭く、体幹の熱が頭にいくのを防いでいます)
さらに肺の冷たい気も脳を守っているのです。
大腸は強くて高い熱気、
肺は清くてつめたい熱気、
これらが全身の表皮を守っています。
何かの理由で大腸の熱気が氾濫したりすると
その悪い余分な熱気が肌にでて起こすのが
皮膚病です。
潰瘍、イボ、皮膚がん、アトピー、黒子、シミ、その他
皮膚の問題の基本には必ず大腸の熱気があります。
先ずは大腸を診ることです。
アトピーは必ず完治します。
それは私の経験から自信を持って言えることです。
Iさん、勇気をもって完治に挑んでください。
Q
A
ご相談ありがとうございます。
一か月以上咳が続いているのですね。
咳が止まらないとは辛いですね。
咳の原因が肺とは限りません。
この医学では「五臓は喘咳す」といって「五臓のうちどれの異変も喘咳の原因になりますよ」と教えています。
五臓とは心臓・肝臓・肺臓・脾(膵臓)・腎臓です。
貴方の咳の原因が何かはご相談だけでは分かりませんが、脈診をすれば分かると思います。
おそらく気の流れのうちどれかが氾濫しているでしょう。
それを治めれば咳は自然に止んでいくと思います。
何度の治療が必要かはやってみないとわかりません。
一か月も続いているので、一度の治療では難しいかもしれません。
しかし気の流れを調えれば治ると思います。
気持ちも明るくなり、肩や背中の凝りなども楽になるでしょう。
Q
A
ご相談ありがとうございます。
「気の流れに沿って起きる」というのは文字通りそのままです。
お便りにある「バセドウ病」と「蓄膿症」は
喉と鼻の病気ですね。
喉と鼻には複数の気の流れが通っています。
特に喉にはとても多い流れがあります。
だからこのお便りだけで貴方の病気の原因を決めつけることはできませんが、
足陽明(あしようめい)という流れに基本的な問題があるのではないかと考えます。
足陽明は 頭、鼻、喉、乳頭、臍横、鼠径部、膝、足首、人差し指へと
流れています。
ですから鼻や喉の病気を起こしやすいのです。
乳がん・乳腺炎などの胸の病気、
鼠径ヘルニア・大腿骨の病気、
膝や足首の病気などがあります。
気の流れには12種類ありますから、
足陽明だけの問題ではないと思いますが、
貴方の病気の基本には
足陽明の問題があると考えられます。
胃のトラブルも起きるかもしれません。
足陽明を中心に治療をしたら
バセドウ病も蓄膿症もとても楽になるかもしれませんね。
Q
Q
Q
Q
A
15年前の突発性難聴と今回の聴こえの問題は関係あると思います。
なぜかと言うと難聴の原因が少陽という気の流れのトラブルだからです。
おそらく昔から少陽という気の流れが悪かったのでしょう。
Aさんの生まれながらの持病かもしれませんね。
足少陽の流れは下の図のようになっています。
耳周囲をグルブル回っていますね。
少陽の病気には
耳のトラブル以外に偏頭痛・首~肩の痛み・盲腸炎・視力低下・帯状疱疹などがあります。
もしかしたらAさんには将来こうした病気になる恐れもあります。
反対に少陽を治していけば難聴の改善も期待できますし
将来の病気も防げるかと思います。
ほとんど聴こえなくなった耳の改善は治療をしてみないと分かりませんが
今悪化傾向にある方は改善できるかもしれません。