気持ちが落ち着かないような心境のこと、また、心配になることや恐怖を感じることを指します。
仕事・恋愛・人間関係など、様々なことに起因し、長い間不安を抱えることはストレスにも繋がります。
さくらガーデン鍼法院が実践している「素問・霊枢」医学では「不安」は六臓の不和から生じています。
六臓を調えることで改善していきます。
特に手厥陰という気の流れの異常が引き金になることが多いです。
実はこの気の流れが氾濫しているのです。
そこで不安の主な治療はこの氾濫した気を減らして元のゆったりした流れにもどすことです。
私たちの心身は主に12本の気の流れで形成・維持されています。
この気の流れの異常が心身の様々な症状となります。
不安を起こしている氾濫した気を減らすには、気の流れの中にあるツボという気の出入り口を利用します。
ツボにはそれぞれ個性があります。
そこで手厥陰という流れにある気を減らすツボに鍼を刺入して気を操作していきます。
気が減って元のゆったりした流れに戻るとこころも身もゆったりしてきます。
不安なこころは自然と落ち着いてくるのです。
12本の気の流れの異常は脈を診ることで知ることができます。
他の流れに原因がある場合もあります。
一人一人の脈を診て、流れを診断して治療していきます。