私たちの心身は全体として一つです。
主に12本の気の流れが全身を網羅しています。
気の流れが私たちが生きる原理です。
その気の流れに異変が生じると様々な症状が引き起こされます。
気が氾濫している流れでは痛み・炎症・かゆみ・潰瘍・がん等々起こります。心では嫌味になったり、人を批判したり、鬱々として楽しくなかったり、人と会いたくない、などで苦しみます。
反対に気が不足していると冷え・浮腫み・こわばり・しびれ・不眠、等々起こります。心では根拠のない不安、何もしたくない、人と会いたくない、外へ出たくない、などで苦しみます。
そこで氾濫している流れでは気を減らし、気が不足している流れでは気を補充します。
するとゆったりとした元の流れに戻っていくのです。
気の流れがゆったりと、元の流れに戻ると、私たちの心身もゆったりとしてきます。
症状は自然と消えていきます。
この医学は約3500年前に作られた「素問・霊枢」という医学です。