これだけ医学が進歩しているのに、アトピーの原因はまったく分かっていません。
治療方法もありません。
なぜか。
それは皮膚が悪いと考えているからです。
皮膚病だから皮膚が悪い、本当にそうでしょうか。
私もアトピーで苦しんだ一人です。
24年前のことです。
体の内部から湧き出てくるような強烈なかゆみと熱感の不快感は今でも忘れられません。
この時、私は皮膚を掻きむしりながら、
「一体このかゆみはどこからきているんだろう」と思いました。
皮膚の表面の問題ではない、もっと身体の内部からやってきているんだ。本当に悪いのは、私の体のどこなんだ。
「皮膚じゃない、体を治すしかない」
そう考えた私は、体を治してくれるものを求めました。それは病院ではありませんでした。
そしてついに巡り合ったのが「素問・霊枢」医学です。
これは古代中国で大成された医学で、日本には414年に伝わり、以来、明治最初まで天皇の侍医が伝えてきた技でした。
この医学では、私たちの心身が12本の気の流れで作られていて、この流れの異常が病気の本当の原因であることを証明しています。
そして気の流れの異常の治し方も発見しているのです。
気が氾濫していれば減らし、不足していれば増やし、元のゆったりした状態に戻すのです。すると心身ともにとても楽になります。
だから気を操作して減らすのです。
すると湧き出るようなかゆみと熱気がだんだん少なくなります。
掻きむしることも無くなって、やがて皮膚は再生されてきます。
すると完治となるのです。
アトピーの火元を消して治す、これが最も早くて簡単な治療方法です。
私がアトピーで苦しんでいたことなど、今では誰も信じてくれません。