さくらガーデン鍼法院では、今からおよそ3500年前に著された「素問・霊枢」という医書に基づく医学を伝承して治療を行っています。この医学では人を自然現象の一つとして捉えています。そして人の心身は12本の気の流れで形成・維持されていることを解明しています。生命活動の原動力が気の流れなのです。私たちが究極の医学と呼ぶ医学です。人の身体は主に12本の気の流れによって維持されています。これらの流れに異常が生じるとその流れが通っている身体の部位に症状が起こるのです。
腰は背中の下部にありますが、背中全体を通っている気の流れがあります。それは足太陽という流れで、目頭から始まり、ぐるりと頭を回って頭頂から後頭部、首の後ろ、脊髄に沿って下り、お尻、太ももから膝の後ろ、アキレス、かかと、足小指と通っているのです。
ですから、この気の流れに異常が生じると、こうした部分のどこにトラブルが起こっても不思議ではないのです。
目の痛み、首の痛み、腰のトラブル(ギックリ腰、すべり症、慢性的腰痛その他)、お尻の痛み、アキレス腱の痛み、足小指の痛みなどです。
うまり腰が悪いからと言って腰に原因があるとは限らないのです。足太陽経の異常が本当の原因であることが多いのです。腰痛を根本的に治すには、足太陽の異常を治すしかないのです。
もちろん職業病的な腰痛など物理的な原因もありますから、すべてとは言えません。しかし腰痛の多くが足太陽という気の流れの異常によって起こる病気ということです。
物理的な問題に対する治療とともに、足太陽の治療が肝要です。