ご質問のメールありがとうございます。
実際に鍼治療で高血圧を改善しております。
治療の多くは氾濫した気を減らしていきます。
私たちの心と体は主に12本の気の流れでできています。
気とはあなた自身です。
ご両親の精子と卵子が結びついた時に発生したものです。
気は胎児の内臓の成長とともに一定の流れを持つようになります。
それが主に12本の気の流れとなります。
この流れはとても正確です。
12本それぞれが一定の気の量で、一定の部位を、一定の時間に流れます。
だから少しでも変動がおきると私たちは心や体に違和感を覚えます。
高血圧とは、いわば血液が沸騰したような状態です。
つまり氾濫した気が血液を猛スピードで流しているのです。
気とは熱気です。
熱気が高まれば液体の速度は上がるのです。
例えばお湯の沸騰を止めるには火元を消すのが最も簡単で確実です。
同様に血液の猛スピードを止めるには氾濫した気を減らせばよいのです。
12本の気のどれが氾濫しているかを診断して治療していきます。
気の流れにはツボという気の出入り口があります。
ツボには気を減らすツボ、増やすツボなど色々な種類があります。
このツボの性質を利用して気を操作します。
実際にはツボに鍼を刺入して行います。
高血圧の治療も他の病気の治療も原理は同じです。
この医学はおよそ3000年前に創られた「素問霊枢」という医学です。