私たちが実践している鍼治療は今からおよそ3500年前に著された「素問・霊枢」という医書に基づくものです。特徴は私たちの心身が主に12本の気の流れで形成・維持されている事を解明している点です。そして私たちを悩ませる様々な症状がこの気の流れの異常が原因であること、この異常を元に戻せば症状も治ることも明らかにしています。さらに素晴らしい点は気の流れの異常を治す方法として気を操作することも発見しているのです。私たちは究極の医学と呼んでいます。甲状腺異常の原因は複数の気の流れの異常が原因していますが、主な原因は足陽明という気の流れの氾濫です。つまり氾濫した気を減らすのが治療方法です。具体的には気の流れの中にあるツボを利用します。ツボは全身に約360個ありそれぞれ個性があります。その中で気を減らすツボに鍼を刺入して気を操作して減らすのです。氾濫した気が減って流れが元のゆったりしたものに戻っていくと自然と甲状腺は正常に近づいていきます。そして私たちの心身もゆったりしてきます。これが究極の医学の治療方法なのです。