ちゃんとした量を食べているはずなのにもっと食べたくて仕方がない、満腹感や満足感が感じられない、という状態ですね。
それは精神的な問題ではありませんから不安に思う必要はありません。ちゃんとした病気の症状です。
足陽明という気の流れの異常です。ですからこの気の異常を元に戻せば治ります。
一般的には確かにこのようなケースは摂食障害と呼んで精神疾患の一つのように思われていますが、全く問題ありません。
「胃は野原」という例えもあるように、胃には際限のないキャパがあり、これが胃の特徴でもあります。胃がつかさどっているのが足陽明という気の流れです。この胃の気の流れが氾濫している状態です。ですから気を減らす治療をしていけば自然と治ります。あなたの心の問題でも自制心の問題でも人格の問題でもありません。ただ、足陽明という気の流れがそういう状態になってしまっているだけです。
補足ですが、足陽明以外に足太陰という気の流れも同時に氾濫を起こしていると、ただ食欲が増すだけでなく、特に甘いものが食べたくて仕方がなくなります。人によってはアイスクリームを洗面器一杯食べても気がすみません。ケーキをワンホール全部食べてもだめです。大福を何十個も食べたりします。足陽明と足太陰が悪くなるとその様な状態になってしまうのです。病気の症状の一つです。精神疾患ではありません。また、精神疾患として治そうとしても治りません。気を操作して元に戻せば自然と治っていきます。